怪獣バラゴンの着ぐるみ流用説を確かめる

『フランケンシュタイン対地底怪獣』に登場する地底怪獣バラゴンの着ぐるみは、後に円谷プロダクションにかしだされ、改造されて、数々の名怪獣になりました。

しかし、東宝に返却されたとされるバラゴンの着ぐるみ、『怪獣総進撃』に少しだけ出てきますが、宣伝用のスチール写真を見ると、ふっくらしていて、なんか別物のように見えます。

これは、『フラバラ』のと同じものなのか?

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バラゴンは何回別の怪獣になったか、おさらい

バラゴンの着ぐるみが、東宝から円谷プロダクションに貸し出されて、改造され、別の怪獣に生まれ変わったことは、怪獣に詳しい方なら知っていらっしゃることでしょう。

私も、ネロンガやガボラくらいは知っていましたが、正式には何回、新怪獣として登場したのか、ハッキリ知りませんでした。

調べて見ると

ウルトラQより

  • パゴス

ウルトラマンより

  • ネロンガ
  • マグラー
  • ガボラ

番外

  • アトラクション用ネロンガ

1968年に東宝に戻ってきて、再びバラゴンに作り直される。

しかし、『怪獣総進撃』の凱旋門のしたらから現れる地底怪獣のシーンには間に合わず、ゴロザウルスが代役をはたすことに…。

バラゴンの着ぐるみは、怪獣の種類としては、バラゴンを入れずに

4種類の怪獣に化けています。

バラゴンはわりとスリムだったはず

『フランケンシュタイン対地底怪獣』に登場するバラゴンは、以外にスリムです。

バーバパパの奥さんのバーバママみたいなフォルムです。

茶トラネコにも見えます。

けっこう首もとが細いんですよね。

いつ、でっぷりしてしまった?

『フランケンシュタイン対地底怪獣』の公開が、

1965年8月8日。

『怪獣総進撃』の公開が、

1968年8月1日。

およそ2年。

改造されていたとはいえ、2年間の間にあんなにもフォルムが崩れるのでしょうか?

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映像や画像を確認してみる

バラゴンの着ぐるみが、改造された新怪獣のどのへんで、「型崩れ」してしまったのか、順を追ってチェックしてみたいとおもいます。

個人ブログなので写真や動画を載せられないのが辛いところです。

まずは、パゴス

高山良策氏によって胴体を布で覆って化粧しないされたということですが、そのせいか体全体が、バラゴンよりも厚みが感じられます。

布で覆ったということは、東宝へ着ぐるみを返却する時は元に戻すつもりだったのでしょうか?(結果、返却時はだいぶ変形しちまった感が…。)

しかし、前足、後足とも、まだ張りがあって、四つ足で歩くシーンでは『フランケンシュタイン対地底怪獣』のころのバラゴンぽい筋肉質な感じが残っています。

スーツアクターは中島春雄氏なので、サイズが合っているからでしょうか。

ネロンガ

もう、体がぱんぱんに膨れています。

フィギュアのX–PLUSシリーズのネロンガを見ても、明らかにでっぷりしていて、ほんとに元の着ぐるみが、あのバラゴンなのか疑ってしまいます。

二足で立つネロンガは、胸から腹の部分が確認出来ます。

バラゴンには胸の上まであった四角い格子模様が腹のあたりまでしかなくなっています。この部分も布で覆ったのでしょうか?

ここまでいじったら、これはもう、借りたんじゃなくて、譲り受けたと言ったほうがいいんじゃないでしょうか。

マグラー

おい!

借りてきたものを、ここまでいじっちゃダメだろ!

というくらい原型をとどめていません。

身体中のトゲトゲを取り外しできたということらしいんですが、それにしても、バラゴンの跡形もない。

これは、ウルトラマンのスーツに於ける、ウエットスーツのような、単なる四つ足怪獣のベースとしてのバラゴンボディーの出来に良さに頼っていますね。

ガボラ

ガボラ、子供の頃から好きな怪獣でした。

赤いヒレのアイディアが秀逸ですね。

ボディーがバラゴンだとは全く気づきませんでした。

例によって、ボディーはダブダブです。

マグラーから、よくここまでプレーンなボディーに戻せたのが驚きです。

着ぐるみは、どんどん劣化しています。

アトラクション用ネロンガ

ガボラの後に再びネロンガに作り変えられて、イベントに駆り出されたらしい。

すごいですね、円谷プロ。

もう、東宝に返す気なかったでしょ。絶対。

『怪獣総進撃』でまたバラゴンに

私が、思った、

「もしかしたら、総進撃バラゴンは新造だった説」

は、あり得ないことでした。

バラゴンは円谷プロに行って、布を貼られ、ぱんぱんに膨らんで、ダブダブにヨレヨレになって東宝に帰ってきた。

『怪獣総進撃』の、スチール写真で、本多猪四郎監督、監修の円谷英二氏、田中友幸プロデューサーの3人のバックに並んだ怪獣たちの中に、本編ではほとんど活躍しなかったバラゴンが立ちポーズで写っています。

ダブダブです。

25mのはずのバラゴンがゴジラより大きく見えます。

以上、『フランケンシュタイン対地底怪獣』と『怪獣総進撃』のバラゴンは同一のものでした。

でも、ほとんど別ものですよね〜。

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