フランケンシュタイン対地底怪獣のラストシーン話に私も参戦か!

hurabarateepu

ファンの間でしばしば話題になる『フランケンシュタイン対地底怪獣』のラストシーンについての話題です。

私もこの話題に、ちょっと参戦させていただこうかなと…。

スポンサーリンク

私も一応3種類のラストシーンを見ることができました

『メカゴジラの逆襲』で昭和のゴジラシリーズが一旦休止していた時代、ホビージャパンの怪獣特集を見て、怪獣熱が復活した私。

しかしその時代、家にビデオデッキもありませんでした。

街にレンタルビデオ屋さんができ始める直前の頃、私には怪獣映画を見るすべがありませんでした。

関連記事
ビデオデッキが一般家庭に普及し始めた頃の恥ずかしい話

そんな折、新聞の映画告知で見た『ゴジラ1983復活フェスティバル』

東宝の、特撮による怪獣映画とSF映画を土曜のオールナイト上映で4本ずつ4週に渡って上映するという、全国行脚の大会だったと記憶しています。

それが、仙台にも来たのです。私が高校2年か3年だったかの時です。

いちばん最初の週は初期の怪獣映画がメインでしたが、私は簡単に見られるものだと思って上映30分前ぐらいに映画館(日の出劇場)に行ったのですが、既に長蛇の列。前売券制ではなく、先着順だったので見ることが出来ませんでした。

翌週は絶対見てやるぞと、何時間も前に映画館に到着して長時間並び、小学生以来、久しぶりの怪獣映画を堪能することが出来ました。その時に初めて見た映画の中の1本、

フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン

これが、強烈に印象に残る映画でした。

関連記事
ゴジラ復活フェスティバル⁉︎オールナイトでGO!

「バラゴン持ち上げバージョン」

仙台の日の出劇場で見た『ゴジラ1983復活フェスティバル』の第2週目に見た『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』。

この時に見たラストシーン、フランケンシュタインが、絶命したバラゴンを頭上に持ち上げた状態で、地中に沈んでいくバージョンでした。

さっき、動画サイトで『ゴジラ1983復活フェスティバル』の予告っていうのを拝見したのですが、その宣伝文句で「焼き直しニュープリントで」とかなんとか言っていました。

ということは、この時、東宝には「バラゴン持ち上げバージョン」のフィルムがあった。ということでしょう。

現在ネット界隈では、私のように「バラゴンを頭上に持ち上げたまま地中に飲み込まれる」ラストを見た!という方が一定数いるようですが、証拠がなく、形勢不利のようです。私が見たのは1983年、宮城県仙台の日の出劇でのゴジラ復活フェスティバルのオールナイト上映でしたので、このイベントを企画したスタッフや、スケジュールや最後にフィルムがどこに返却されたかを調べる事ができれば、バラゴン持ち上げバージョンをもう一度、拝める可能性はありますよね!きっと!

この時、私はこの映画に感動しました。

ゴジラ映画とはちょっと違う、物語全体に漂う、やりきれない切なさのようなものがこの映画の魅力だと思いました。

家にはビデオデッキも無いし、当時、この『フラバラ』のビデオソフトもまだ発売されていなかったのではないでしょうか。

特撮映画の音声レコード

こんな私のような人間のためにか、その当時、特撮映画の本編の音声を収録したLPの2枚組レコードが発売されていました。(まだレコード真っ只中の時代です。この2、3年後に世の中はCDに移り変わっていきます)

私はそれの『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』編を買って120分カセットテープに録音し、夜、聞きながら眠っていました。

この音声のみのレコードには別バージョンとして「タコじゃないか!」バージョンが分けて収録されていました。

本編のラストは、バラゴン持ち上げバージョンだと思いながら聞いていましたが、音声のみなので今となっては謎のままです。

その2年後に私は1人上京してしまったので、その後、親が実家を新築した時、このレコードも、多分捨てられてしまったのでしょう。

ライナーノーツも面白くて、残っていれば貴重だと思うのですが、ひょっとしたら屋根裏倉庫の奥に残されているかもしれません。でもないなぁ。

初期のビデオソフトはタコバージョン

東京に来て1年目だったでしょうか、1987か88年、私は渋谷の西武デパートの地下にあるビデオ屋さんで『フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン』のVHSのビデオソフトを手に入れました。

このビデオソフトのラストシーンは「タコじゃないか!」バージョンだったのです。

私は正直、拍子抜けしました。

バラゴン持ち上げバージョンのやり場のない悲しみだけが残るラストが印象に残っていたので、おい!

今までのバラゴンとの格闘はなんだったんや!

この別の意味で晴れない気持ちはなんなのだ?

ビデオソフトも出来るなら、「タコバージョン部分」だけ付録的に分けて収録して欲しかった。

だって数年前の『ゴジラ1983復活フェスティバル』の時点で「バラゴン持ち上げバージョン」のフィルムが存在していたのだから。

3パターン目の考察(現在のDVD)

そして数週間前、3パターン目、見ました。

すいません、動画サイトです。

フランケンシュタインが、バラゴンが息絶えたのを確認した後、ちょっと腕を曲げたウルトラマンっぽいポーズで地中へ沈んでいくバージョン

そして、現在、巷で販売されているDVDソフトでは、この「ポーズバージョン」と「タコじゃないか!」バージョンが切り替えて見られるらしい。(すいません。近いうちに買います)

ということは、「バラゴン持ち上げバージョン」は、現在見ることは出来ないわけですね。

どうせならDVDに3パターン入れてくれればいいのに…。

だって83年には「バラゴン持ち上げバージョン」をニュープリントしていた可能性があるわけですからフィルムはあるはずなんですよ。

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)

新品価格
¥400から
(2018/1/27 06:38時点)

追記

両手を上げて地中に沈むバージョンで、ラストに戸上さん(水野久美)が「死んだのでしょうか?」というのですが、私が音声LPレコードで何度も聞いていたセリフの記憶は「フランケンシュタインは死んだのでしょうか?」なんですよ。

だから多分、音声LPレコードに収録されていたのは、「バラゴン持ち上げバージョン」の音声だったのだと考えられます。

こんな私の体験と記憶、何方かの参考資料になれば幸いです。

修正追記:

ユーチューブを漁っていたら、なんと『フランケンシュタイン対地底怪獣』のドラマLPレコードの音声をアップしている方がいるではないですか!

自分が30年前に所有していたのと同じものです。

聞き直してみると、どうやら私の記憶違いだったようです。

戸上さん(水野久美)の「フランケンシュタインは死んだのでしょうか?」のセリフは、「タコバージョン」用に撮られたものでした。

だだの「死んだのでしょうか」は従来バージョンということが 分かりましたが、このドラマLPレコードの音声が、バラゴンを高々と持ち上げたバージョンかそうでないかは分からずじまいでした。

しかし、これだけは言えます。

『ゴジラ1983復活フェスティバル』で観たのは、確かにフランケンシュタインがバラゴンを頭上に高々と持ち上げて地中に沈んでいくバージョンだった。

ということです。

関連記事
高島忠夫さん逝く。『キングコング対ゴジラ』『フランケンシュタイン対バラゴン』などの名演を残す

※Amazonプライムビデオでは、東宝版ゴジラシリーズ見放題が終了してしまいました。残念です。

Amazonプライム無料体験はこちら

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする