シン・ゴジラの出演者数を知って、一生俳優で食べていけるかを考える

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シン・ゴジラがヒット中です。出演俳優は328名だという事です。

シン・ゴジラの撮影中は日本中から俳優がいなくなったのではないか!なんてジョークも飛び出した程の多数の出演者だったようです。

そんな沢山の俳優さんについて、素人ながら浅く浅く考えてみたいと思います。

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俳優ってやっぱりいい金額貰っているのだろうか?

328人の出演者数が凄いと言っても、まだまだ他にも俳優さんて沢山いますよね。もしかしたらこの10倍とか20倍とかいるんじゃないですか?

今回、シン・ゴジラに出演した俳優さんは皆、俳優業またはタレント業だけで生活出来ているのだろうか?

1年間で製作される、映画の本数、ドラマの本数からいって、俳優さん全員に役が行き渡る程あるとはとても思えません。

舞台もあるかもしれませんが、それでも、稽古やら小屋を借りたりスタッフを揃えたりと上演期間を考えても、そんなに莫大に利益のでるものではないように思えるのですが、どうでしょう。

芸能人は浮き沈みの激しい職業だと言われますが、ほんとにたまにしか、テレビでお目にかかれない脇役俳優さんが「お宅訪問系の番組」に出ているのを観たら、子沢山の大家族だったりして驚かされる時があります。

俳優さんて、やっぱり出演料高いんだなぁ…。

偶然、高級タワーマンションから子供を抱いたサングラスをした偉そうな男が出てきて、迎えに来た高級外車に乗って走り去ったのを見た事があります。

見覚えがあると思ったら、ずいぶんと前に売れていた俳優さんでした。もう何年も名前さえ聞かないけど、こんな高級な所にどうして住めるのだろう?

私のような凡人には遠い世界ですが、やはり彼らは、一般人には持ち得ない、並外れた才能があるのでしょう。

華やかだけではない、役者の世界

しかし、演劇人は皆、最初はビンボーのイメージがあります。俳優さんのアルバイト伝説をネットで調べてみると、今をときめく人気俳優さんのアルバイトの逸話はいくつも出てきます。

有名になってから、見かけなくなった俳優はどうしてる?

俳優さんでも、結構有名になってから、見かけなくなった人は、アルバイトとかしにくいだろうなと、余計なお世話な事を考えてしまう。ワケです。

シン・ゴジラには出演されていませんが、俳優の野村宏伸さんは、「教師びんびん物語」などで、売れっ子でしたが、その後、仕事が無くなり、無職状態になりアルバイト生活していたそうです。

1度売れてみんなに知られた状態の人、特にトレンディー俳優さんが、アルバイトするのは、精神的にキツイと思いますが、芸能界で生きていくにはそういう状況に負けないタフさが必要なのでしょうね。(トレンディーなんて言葉を出すととても恥ずかしくなりますwww)

ゴジラ映画のメイン役者はバイトせずに活躍できているのか?

ゴジラ映画でメインを張っていた、往年のスター、宝田明さん、小泉博さん、高島忠夫さん。この辺の方々までは、なんとなく、俳優業やタレント業、講演会などだけで、一般サラリーマンで言うところの定年65歳まで、またはそれ以上に活躍しているイメージがあります。

『南海の大決闘』あたりから、やや映画界が斜陽し始め、『ゴジラの息子』『怪獣総進撃』『マタンゴ』に出演されていた久保明さん。

このあたりから先が、だんだん怪しくなってきます。

久保明さんは特撮物以外に文芸物にも結構出演している青春スターだったようなのですが、当時4、5歳の自分には、ゴジラ映画以外にその後、お見かけしませんでした。

久保明さんは舞台をメインにされたようです。

しかし、再放送の『水戸黄門』『大岡越前』を偶然観ていると、時々、久保明さん他、往年の東宝特撮のバイプレイヤーが、悪代官などの役で出て来て嬉しくなります。

久保明さんは日本映画俳優協会の要職を務められたそうで、俳優さんを貫かれたようです。

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『オール怪獣大進撃』の天本英世さんは、晩年は1日の大半を代々木公園で過ごし、保険証も持っていなかったのをテレビのドキュメンタリーで観た記憶があります。

前後して『たけしの平成教育委員会』の回答者としての出演で、月収300万円になったそうです。

月に4本出演するとして、1本75万…。

『ゴジラ対ヘドラ』の柴俊夫さんは、『シルバー仮面』意外では、『夜のヒットスタジオ』や『レディース4』の司会』のイメージです。司会も役者の仕事のうちというなら、柴俊夫さんも無事に役者を貫かれたと言っていいでしょう。

そして、次の作品『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』では、メインの石川博さんは、バイトで食い繋ぐどころの話ではなく、スパッと役者を止められています。潔い。

『ゴジラ対メガロ』『メカゴジラの逆襲』の佐々木勝彦さんは平成の『ゴジラVSキングギドラ』にも出演されています。『ゴジラ対メカゴジラ』の大門正明さんも、ブログを拝見したところ、まだ現役で頑張ってらっしゃる名優の1人です。お二人が役者以外に、バイトや副業をしているかは分かりません。

スパッと俳優を辞めた石川博さん以外は、一般人の定年の歳に達するまで俳優業を続けているようです。

ゴジラ映画は若手俳優の登竜門だったのですよね。

初代『ゴジラ』に出演されていた河内桃子さんは、当時、ゴジラゴジラと言われるのが嫌だったと『徹子の部屋』で言っていた記憶があります。

しかし、今となっては、文芸作品の映画よりDVDは売れるし、ゴジラ映画に出ると海外でもファンが出来ます。

宝田明さんや佐原健二さんなど、度々、北米のゴジラフェスタなどにゲスト出演されています。本人達も、こんな日が来るとは思っていなかったのではないでしょうか。

個人的には、宝田明さんには、ゴジラ関連のイベントでは、あまり偏った政治的発言は控えてほしいなと、心配になる時があります。

とりあえず、昭和まで…。ゴジラ映画の俳優さんはバイトで食いつないではいなかったようです。

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