粘土でゴジラを造るのだ!複製してガレージキット化をめざせ!

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1980年代中頃の思い出話です。

この頃が、ガレージキットの創成期だったということを最近知りました。

当時はまだ、プラキャストのガレージキットが出始めで、ソフトビニール製で超リアルな怪獣のフィギュアはまだ売られていなかったと記憶しています。

84’ゴジラが封切られる2、3年前のお話です。

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ガレージキット探しから、粘土造形へ

下校途中の本屋で立ち読みした模型雑誌『ホビージャパン』の怪獣特撮を見て衝撃を受けた私は、その本に載っていた「ガレージキット」という、街の模型屋で売っているプラモデルとは違う、無垢な素材(プラキャストというレジン樹脂)で粘土造形から複製された、ゴジラを始めとする怪獣が無性に欲しくなったのです。

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ガレージキットが、私の住んでいる宮城県でも手に入るかどうか調べてみたところ、仙台にある模型店でそれらを扱っているのが分かりました。

店を覗いてみたのですが、結局、自分の小遣いでは購入するのが難しかったので、海洋堂(ガレージキットメーカー)の薄い小冊子を2冊ほど買って帰りました。

最近、ネットで調べたところ

その小冊子名は『アートプラ』という名前でした。

(そうだ思い出した。創刊号と第弐号だ。)

記事には社会人になっても怪獣への想いを持ち続けている人達の記事が載っていました。

ゴジラのガレージキットなら本物のようにリアルなので、会社のデスクに飾っても恥ずかしくないというような記事が載っていました。ゴジラ好きはいつの時代も熱いですね。

そして別のページには自分で粘土造型して怪獣を作り、型をとって複製する怪獣の作り方が載っていました。(現在では、ガレージキットの粘土造形をシリコンで型取りして複製してくれる業者もあります。)

これだ!これがやってみたい!

図工と美術の成績だけは悪くなかったので、自分でゴジラを作ってみたくなったのです。

上手く作って複製して、販売なんか出来たら小遣いで財布が膨らんだりしちゃったりして…ウッシッシ…。

材料は画材屋で売っている紙粘土『ファンド』

石の粉の粘土『アーチスタフォルモ』と針金。

最初は針金で、人間の形を作ります。出来上がりのポーズを想像して針金を曲げる。

それに粘土を巻き付けて中島春雄さんを作ったのでした。(ウソ)

はたして、リアルなゴジラの粘土造形は完成したのか⁈

この頃82〜3年あたり、巷ではムクムクとゴジラ復活の動きが盛り上がり始めていたのです。

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現在は針金は使用しない。

最近の造形作家さんのブログなどを拝見すると、粘土造形の骨組みには針金は使わないようです。

型取りする時に糸ノコで切り分けるのに、ガリガリと引っかかって支障がでるのが理由でしょうか。

最近は、全高30cmのモデルが多くて、それに加えて、紙粘土のファンドではなく、「スカルピー」というオーブンで焼くタイプの粘土を使うのが主流です。

そのせいかどうか分かりませんが、粘土造形の芯の部分には、発泡スチロールを使うようになっているようですね。

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社会人には時間がない

粘土造形にチャレンジしたのは高校生の頃だったのですが、勉強もせずに粘土をこねくり回してばかりいたら、学校の成績が低空飛行から上昇出来なくなってしまいました。

怪獣のせいにしてはいけませんが、勉強せずに怪獣をゴジラを3体、キングギドラ、ラドン、モスラの幼虫をこしらえて満足していました。

若いと時間がゆっくりと進むというのは本当のようです。

おっさんになった現在、休日や空いた時間に粘土をコネコネして怪獣を作ろうと想像すると…。

残念ながら

「やっぱり無理だな。」となります。

高校生の頃とは、時間の過ぎるスピードが倍くらい違って感じられるのです。

リアルに作る能力の限界を分かってしまっているというのもありますが、 大人はどうしても「買っちゃうか !」ってことになります。

しかし、若い人には自分で原型から作って楽しむことをやってみて欲しいと思います。

ガレージキットの素材はプラキャスト

当時のガレージキットはプラキャストというレジン素材でしたが、それは現在でも変わっていないようです。

これは、歯医者さんが治療に使うものとほぼ同じです。

保険で作れる差し歯に使われているレジン樹脂と同様のものです。

ソフトビニールとは違う、ずっしり感が満足感を満たしてくれるのです。