シン・ゴジラの雑感を、買って帰ったプログラムを見返す前に、あえて頭の中に残った記憶だけで書くという事に挑戦です。従って、この雑感には、正しい憲法の名称も法律も俳優の名前も出てきません。私が記憶出来ないからです。
これも時間が経つと、とても恥ずかしい記事になりそうですが、敢えて書いてみましょう。多少ネタバレになりますのでご注意ください。
シン・ゴジラの雑感を、プログラムも見返さずに書いてみる
シン・ゴジラを観賞してきました。細かなディテールを掘り出して楽しむのは、DVDが発売になった後に取っておくとして、今回は、大まかな雑感を書き留めておこうと思います。
観終わって2日、既に記憶が薄れかかってきていますが、ちょっと書いてみましょう。トンチンカンなこと書きますが、お許しくださいね。
完全に子供を無視
ここまで子供が観る事を考えていないと、逆に潔く気持ちがいいほどです。
序盤、内閣が、ああでもない、こうでもないと、日本国憲法について侃侃諤諤しているシーン。
憲法に縛られながら、どうやってこの状況を乗り切っていくかを見せていきます。
登場する閣僚一人一人が、憲法や法律の専門用語を畳み掛けるように、次々に、噛むことなくまくし立てます。
いくらなんでも、みんな早口で長ったらしい専門用語をスラスラと言いすぎでしょ。なんて思った私は学が無さ過ぎて…。
これは、DVDが出たら、何度も見返して、憲法と照らし合わせてじっくり観るという楽しみ方もありそうですね。
それとも、今時分の小学生はこのぐらいのことは、理解してしまうのか?
そんな子供もいるんでしょうね。
それで、主役のゴジラはどうなの?
特撮シーン、いや、CGシーン、…「CGシーン」という言い方は、なんだか味気ない。でも俗に言う「特撮」じゃないんだよな〜。という事で「ゴジラの出てくるシーン」と言いましょう。
ゴジラの出てくるシーンは実に良かったです。
1番最初に巨大生物の尻尾だけが海から飛び出てくるシーンは、正直「うあ〜、もろCGだよ」と思いました。(私が2Dで観たからかもしれませんが)
ミニチュア特撮でも、たまに出てくる、ちゃちいシーンを、特撮ファンは自己暗示をかけて、「悪くないシーンだよ」と言い聞かせながら観ている事があります。
それを考えれば、いかにもCGっぽいシーンもありますが、許容範囲です。謎の巨大生物が「ゴジラ」になってからは、さすがに力が入っていて、CG感は感じませんでした。
超兵器無し
『シン・ゴジラ』には、たしか超兵器は出てきません。メーサー車もスーパーXもなし。あくまでリアルシュミレーションです。
あ、そうだ、アメリカが打ってよこした爆弾がありましたね。あれは実在するものなのでしょうか?後でじっくり調べなくては。
スーパーウェポンなしで考えたのは、電車爆弾。すげえよ、樋口さん。
そして、最終的に活躍するのはコンクリートポンプ車という…。
倒れたゴジラの口に伸びていくポンプ車のノズルを見た時、不覚にも笑ってしまいそうに…。
生物のようで生物でない目
今回のゴジラは「目」による感情表現を捨てました。
人間が捨てた核物質を食べてしまったという事象があったにしろ、ゴジラの意思としての人間への復習心や警告ではなく、単に『現象』として現れます。この無生物感は恐怖です。
それを象徴するのがあの小さな目。
平成ゴジラなんかは、割と目で感情を表現をする時がありましたが、今回のは、観る者がゴジラに自分を投影することを拒絶しています。
観る側はあくまで人間サイドからですね。
口から吐く熱線の答え
私が今まで疑問に思っていた事が、ゴジラの口から吐くアレは、バーナーのような「息」が発火するものなのか、それとも炎なのか、はたまた光線なのか?(本多監督によると放射能光線だそうですが)
なんと今回の『シン・ゴジラ』では私の疑問への回答のようでした。
はじめに「息」を地面に吐き出すように地面に噴射して東京を火の海にします。
続いて口から炎のような物を一瞬出し、最後に出すのはまるでレーザー光線‼︎ 背中から光線が出た時はたまげました。
次回作は続くのか⁉︎
最後のシーンで、固まったゴジラの尻尾に『エイリアン』みたいなのとか、ビオランテの触手見たいのが見えたんだけど、アレはゴジラの子供ってことですか?
サンダ対ガイラやん⁉︎