もし、第1作のゴジラの着ぐるみが、『メガロゴジ』だったら…

もし、第1作のゴジラの着ぐるみが、メガロゴジだったらその後の怪獣映画の歴史はどうなったのだろう。なんて想像してみました。

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ゴジラ初登場の瞬間どうなった!?

大戸島へ事件の調査に来た山根博士一行。

大戸島の山の向こうから、ぬうっと頭部を現すメガロゴジ‼

 恵美子:「あら~!カワイイ~‼ 見て見て! お父様!

 山根博士:「私は見た‼ 確かにお目目クリクリの生物だ!!

数十年後、核の是非論をテーマにしたテレビ討論番組で第1作目の『ゴジラ』が取り上げられる!!

司会者が問いかける!!

宝田明がインタビューで語る!!

「あの映画は反核のメッセージを含んだ…~ 」 

そこに映画のワンシーンが挟み込まれる!! 

ぐわあっと振り返るメガロゴジ!!

かわい~やん。

司会者一同沈黙…うぐぐっ

(出演者が下を向いて何かを堪えている)となって説得力がでない。

てなことを想像してみると、着ぐるみの出来はとても重要なのだなあと感じさせられます。

特撮技術はもとより、初代ゴジラの外観が一定の水準にに達していたからこそ、映画の内容に説得力が生まれ、ヒットにつながったのでしょう。

本編で俳優陣が迫真の演技をすればするほど、怪獣がチャチいと、居た堪れない気持ちになりますよね。

なんだかメガロゴジさんのデザインを非難するような文章になってしまいましたが、私がリアルタイムで観る事が出来たゴジラ映画は4、5才の時の『ゴジラ対ヘドラ』が最初なので、メガロゴジさんの活躍した時期は原体験としてデフォルトなのです。

何の疑念も無くメガロゴジさんを受け入れていました。

歳を食って知恵がついてから他の歴代ゴジラと見比べてみて、「あれっ… やけにカワイイな」となってしまうワケですよ。

メガロゴジを造形された安丸信行さんは、ゴロザウルス、カメーバなどの本格的なリアル怪獣を造形されていたのに、あえてメガロゴジをマンガチックな造形にしたのは、やっぱり当時の東宝の状況や『ゴジラ対メガロ』のストーリー設定と、ぐんと下げた対象年齢に合わせたものなのでしょうか?

このメガロゴジですが、最後の作品、3回目の登場、『メカゴジラの逆襲』でも使用されていますが、この作品は本多猪四郎監督最後のゴジラ映画、物語もシリアスです。

さすがにかわいいゴジラではまずいと思ったのでしょう。

ゴジラの目元がだいぶ強面に改造されていました。

それでも体つきがかわいいままでしたが。

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