大怪獣ガメラのネタバレレビューを書いてみた!

ガメラの第1作目、小学生の頃テレビで観た記憶が薄っすらとあっただけでした。

モノクロ映画という事でシリアスな大人向けの物語だったような気がしていたのですが、実際はどうだったか?

今回、改めて第1作目の「大怪獣ガメラ」を鑑賞しました。

おっさんになって見直す「大怪獣ガメラ」果たしてどんな感想になりましたでしょうか?

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オープニングからガメラが登場?

「大怪獣ガメラ」は、映画が始まって5分ほどでオープニングのタイトルがどかーんとタイトルが出る時点でガメラが登場するという、東宝の「ゴジラ」や「ラドン」のように、焦らして焦らしてついに登場するというパターンではありません。

もう、オープニングから、「ガメラってこんな怪獣なんですよ!」という感じで、パイナップルみたいな甲羅の模様やガメラの特徴的な目の下の何本んもの溝や下顎から生えた牙がジャジャーンと映し出されます。

初代ガメラのデザインは秀逸です。

この時点で怪獣のデザインがアレだとあれなのですが、さすが後世までゴジラと人気を分け合う人気怪獣です。

白黒画面に映し出されるその造形には、おお!と唸らされるものがあります。

アトランティス大陸は北極海にあったのか?

映画の中では、アトランティス大陸は北極海の辺りにあったと推定されています。

本当?

一般的なアトランティス大陸の推論はどうなっているかというと、大西洋にあったのではないかというのが大方の定説なのです。

しかしだ!「大怪獣ガメラ」では北極海にあったという大胆な仮説を立てているのであります!(汗)

いいじゃないですか!

大西洋説だって確信はないのですから。

亀を捨ててこい!は、ありなのか?

転校3度目のトシオは、亀を学校に持って行き友達を作らない。(灯台守の仕事に転勤はあるのか?)

トシオは父親と姉に亀を捨ててくるように強要されます。

学校に亀を持って行くのはあかんと思います。

しかし、この父親と姉、トシオが亀を捨てたら、友達ができて将来まともな大人になれるとでも言いたげなセリフを連発します。

当時は特定外来生物法はなかったといえ、ペットを余りにも安易に捨てに行かせる親たちは如何なものかと。

亀の本当の名前は「カメ」だった?

私が気になったある場面。

ガメラが襟裳岬の灯台に現れる。

その様子を見つめるトシオたち親子。

その時、トシオはなぜか

「カメだ!」と叫んで、灯台の中へ入って行く。???

トシオは崩れた灯台から落ちるが、ガメラにキャッチされて助かる。

この流れも意味不明です。でも面白いは面白い。

その翌日?

トシオは、捨てた亀を探しに岬へ行く。

「ちびー!ちびー」と声をあげながら亀を探すトシオ。

この時の「ちびー」と叫ぶトシオの口を見ると、

口の動きは「カメー!」と動いています。

後で声を当てたのでしょうが、最初の撮影時は子亀に名前がなかったのか、子亀の名前が「カメ」だったのかは謎です。

亀の名前が「カメ」じゃおかしいから、アテレコの時に「ちび」に変えたのだと私は推測するのですが。

そこで、ちょっと巻き戻して灯台破壊のシーンのトシオの謎のセリフ

「カメだ!」

の意味が繋がってくるような…。

このセリフ、

「ちびだ!」にアテレコし直すのを忘れたのでは?

「カメだ!」では意味不明ですが、

「ちびだ!」

なら、その後のトシオが言ったセリフ、

「ちびがガメラになったのかもしれない。」

の、辻褄が合ってきます。

編集のうっかりミスなのでしょうか?

私の考えすぎでしょうか?

北海道でミドリガメ

トシオの飼っていた亀は見たところ模様から「ミドリガメ」だと分かります。

私のカメの飼育経験からすると、北海道で子亀を飼うのにはヒーターが必ず必要です。

子亀を冬眠させるのは難しく、冬を越させるにはヒーターがないと、まず死んでしまいます。

つまり、トシオの亀の飼い方では子亀は冬は越せない。

平成の世の中では北海道でミドリガメが繁殖している

しかし、現在、北海道でもミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)が繁殖しているそうです。

ある程度成長したミドリガメは冬眠も可能になります。

そして人間が作った冬でも温度が下がりきらない場所で生き延び繁殖しています。

特撮シーンに拍手!

ドラマ部分と分けて見るなら、特撮は素晴らしい!

とても手探り状態で作り上げたとは思えない出来映えです。

地熱発電所を襲うシーンの迫力!

亀は裏返しにしても元に戻れるぞ

自衛隊は冷凍爆弾作戦で、ガメラを裏返しにすることに成功!

「亀という生き物は裏返しにされると自分では起き上がることは不可能です。あとはゆっくり飢え死にするのを待つだけです。」

村沢博士は言う。

このセリフ、生物学の権威に言わせるか?!

(ユーチューブで見たのですが熱帯に住むリクガメはオス同士で縄張り争いの喧嘩をし、ひっくり返されたほうの亀は、灼熱の太陽光で内臓をやられ、死んでしまうこともあるそうです。)

まあ、それはいいとして、

逆さになったガメラは手足と頭を引っ込め、その穴から火を吹き出し回転しながら浮上して飛んで行く!

ガメラが、ゴジラに魅力で勝てる部分はまさにこれです。

幼い頃に観たガメラのかっこよさ、

夜空を回転して飛ぶシーン。

ゴジラは「夜」。

84ゴジラが復活する時、ファンも制作側も、それにこだわりましたが、

私は、ガメラのほうが夜が似合っていると思います。

私的には、ゴジラには「富士山」が似合う。

シンゴジラの在来線爆弾の元ネタ?

じゃあないですよね。

川崎の臨港にガメラを足止めするために、エサとして石油を積んだタンク貨車をガメラに向かって走らせます。

お!これはどこかで見たような…。

シンゴジラの在来線爆弾じゃないか!

絶対、これが元ネタじゃないですよね。

しかし、タンク貨車がガメラに向かって走って行くシーンの遠近感の出し方、とても素晴らしい。

そして、またまたトシオが意味もなく走って行くタンク貨車に乗り込んでしまう。

このシナリオはなんなのだ。

トシオ…。ほんとに意味がわからない子供だ。

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Zプランであっけなく宇宙へ飛ばされるガメラ

紆余曲折あって、なんとか伊豆大島にガメラを上陸させた人類たち。

しかし、そこからガメラがパクッとカプセルに入れられて、ニョキニョキっとロケットが現れ、あっという間に大空へ消えて行く。

なんなのだ、この呆気ないラストは???

多分、60メートルもあるガメラが小さく見えるほどの、そのカプセルの下から現れるロケットがいかにどデカイものか!!

で、劇場で観ていた人たちを一瞬、狐につままれたような心境にさせるための演出だったのかもしれません。

60メートルのガメラが入るカプセルの、その7、8倍の長さのロケット。

全長東京タワーより高いロケット!

Zプラン恐るべし!

「地球防衛軍」のマーカーライトファープは全高340mだから、東京タワーより高いです。

マーカーライトファープを入れて飛んでいた、マーカーライトジャイロは、どんだけデカイんだっていう話です。

全高1kmは超えてますよ!

さすがにZプランのロケットはそこまでデカくはないようですが、近いものがあります。

トシオ、いいかげんにしなさい!

日高博士:「ガメラがいなくなって寂しくないかい?」

トシオ「寂しくありません、先生。僕も立派な科学者になって、火星のガメラに会いに行きます!」

こらー!

ガメラは悪い奴じゃないんだと言いながら、散々大人たちの仕事の邪魔をしていたのに、ガメラがすっ飛ばされた瞬間に、晴れやかな気分になっているトシオ。

怒るでしかし!

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